【遊戯王ギミック紹介】《星遺物の導き》を無限ループさせてみた
※注意:本記事の内容は2020/11/21のストラクチャーデッキ「凍獄の氷結界」発売に伴う《氷結界の虎王ドゥローレン》のエラッタによりできなくなりました。
初めましての方は初めまして。
細々と遊戯王を嗜んでいる もろほし(@gillnote9284) です。以前は ぎるそん とかいう名前だった気もします。
気まぐれのブログ執筆です。 今回は私が最近使用しているデッキのギミック部分その終着点を紹介します。
ギミック自体を簡単に説明すると……
星遺物の導き
通常罠
①:手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、「星遺物」モンスター1体を除外し、自分の墓地のモンスター2体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン攻撃できない。
「《星遺物の導き》を連発してボードアドバンテージを得よう!」というものです。
でも………どうせ連発するなら"無限"に使ってみたくない?
というわけで、前置きが長くなりましたが紹介する内容はタイトル通りです。《星遺物の導き》というカードを無限に使います。
語彙力と文才に自信がないので読みにくいかもしれませんが、最後まで読んでいただけたのなら幸いです。
目次
- 《星遺物の導き》発動方法
- 《星遺物の導き》ループ必要カード
- 《星遺物の導き》ループ方法
- 《星遺物の導き》ループ勝ち方その1 無限破壊
- 《星遺物の導き》ループ勝ち方その2 無限デッキデス
- 《星遺物の導き》ループ勝ち方その3 無限攻撃力
- 《星遺物の導き》ループ勝ち方EXTRA
- 《アイルの小剣士》による無限攻撃力アップ
- 《プリーステス・オーム》による無限バーン
- 《魔術師の再演》によるレベル3以下魔法使い族の無限出力
- 《プレデター・プランター》による捕食植物モンスターの無限出力
- 無限〇〇〇〇〇〇
- 最後に
1. 《星遺物の導き》発動方法
タイトルにもあるように星遺物を導きを無限に使うことが今回の紹介する内容になります。
伏せなければ発動できない罠カードをどうやって無限に発動するのか?まず最初に出てくる疑問ですね。少しカードプールに詳しい方なら既に答えを得ていると思います。
伏せなくても通常罠を発動する、それを叶えてくれるカードは…
ジャンク・コレクター
☆5 光属性 戦士族
ATK 1000 / DEF 2200
フィールド上に表側表示で存在するこのカードと自分の墓地に存在する通常罠カード1枚をゲームから除外して発動する。このカードの効果は、この効果を発動するためにゲームから除外した通常罠カードの効果と同じになる。この効果は相手ターンでも発動する事ができる。
墓地の通常罠をモンスター効果として発動することができる《ジャンク・コレクター》くんです。
《ジャンク・コレクター》は《星遺物の導き》の効果部分のみをコピーするので、コストの『手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、「星遺物」モンスター1体を除外し、』が必要なくなります。
この辺りは公式データベースを参照ください。
https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=4&cid=8606
《ジャンク・コレクター》は「1ターンに1度」という制限がないため、場に《ジャンク・コレクター》、墓地に《星遺物の導き》が揃えば1ターン中に何度でも使用可能となります。
上記を知っていただいた上で次の章から無限ループの解説に入ります。
2. 《星遺物の導き》ループ必要カード
《ジャンク・コレクター》で《星遺物の導き》を無限に発動する (場に《ジャンク・コレクター》、墓地に《星遺物の導き》を揃える) のに必要なカードは………
《星遺物の導き》の蘇生対象その1、《ジャンク・コレクター》を除外ゾーンから帰還!
D・D・M
☆5 光属性 魔法使い族
ATK 1700 / DEF 1500
手札の魔法カードを1枚捨てる。ゲームから除外された自分が持ち主のモンスター1体を特殊召喚する。この効果は1ターンに1度だけ自分のメインフェイズに発動する事ができる。
《星遺物の導き》を除外ゾーンから回収!
星遺物へ至る鍵
永続魔法
①:このカードの発動時に、除外されている自分のカードの中から、「ジャックナイツ」モンスター1体または「星遺物」カード1枚を対象にできる。その場合、そのカードを手札に加える。②:自分フィールドに「ジャックナイツ」モンスターが存在する限り、そのモンスターと同じ縦列で発動した相手の罠カードの効果は無効化される。
《星遺物の導き》を墓地に送り
かつ、《D・D・M》のコストを確保!
融合再生機構
フィールド魔法
①:1ターンに1度、手札を1枚捨てて発動できる。自分のデッキ・墓地から「融合」1枚を選んで手札に加える。②:自分・相手のエンドフェイズに、このターン融合召喚に使用した自分の墓地の融合素材モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。
《星遺物の導き》の蘇生対象その2、《星遺物へ至る鍵》と《融合再生機構》を手札に戻す!
氷結界の虎王ドゥローレン
☆6 水属性 獣族 シンクロ
ATK 2000 / DEF 1400
チューナー+チューナー以外の水属性モンスター1体以上
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカード以外の自分フィールドの表側表示のカードを任意の数だけ対象として発動できる。
その自分の表側表示のカードを持ち主の手札に戻す。
このカードの攻撃力はターン終了時まで、
この効果で手札に戻ったカードの数×500アップする。
※変更前
1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在するカードを任意の枚数選択して持ち主の手札に戻す事ができる。このカードの攻撃力はエンドフェイズ時まで、この効果で手札に戻したカードの数×500ポイントアップする。
そして、任意の魔法使い族!
最後に《D・D・M》と《氷結界の虎王ドゥローレン》を墓地に送りながらモンスターを1体墓地から蘇生できる
神聖魔皇后セレーネ
リンク3 光属性 魔法使い族
ATK 1850 / DEF -
魔法使い族モンスターを含むモンスター2体以上
①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動する。お互いのフィールド・墓地の魔法カードの数だけこのカードに魔力カウンターを置く。②:フィールドに「エンディミオン」カードが存在する限り、相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。③:1ターンに1度、自分・相手のメインフェイズに、自分フィールドの魔力カウンターを3つ取り除いて発動できる。自分の手札・墓地から魔法使い族モンスター1体を選び、このカードのリンク先となる自分フィールドに守備表示で特殊召喚する。
お気づきかと思いますが《神聖魔皇后セレーネ》も含め上記のカードは全て名称ターン1がありません。
さて、ルートまで見えた方もいらっしゃるかと思いますが一応次の章にルートを記載します。
3. 《星遺物の導き》ループ方法
何個かルートが存在しますが、今回は1つのルートを例にして紹介します。
初期盤面1例
[メインモンスターゾーン]《ジャンク・コレクター》、任意の魔使い族
[墓地]《D・D・M》、《氷結界の虎王ドゥローレン》、《星遺物の導き》
[手札]《融合再生機構》、《星遺物へ至る鍵》
[EX]《神聖魔皇后セレーネ》
[メインデッキ]《融合》(墓地でも可)
① 《ジャンク・コレクター》で《星遺物の導き》の効果を使用し、《D・D・M》と《氷結界の虎王ドゥローレン》を墓地から特殊召喚
② 《星遺物へ至る鍵》を発動し、除外ゾーンから《星遺物の導き》を回収
③ 《融合再生機構》を発動し、《星遺物の導き》を手札コストに《融合》をデッキまたは墓地から手札に加える
④ 《融合》を手札コストに《D・D・M》の効果を発動し、除外ゾーンから《ジャンク・コレクター》を帰還
⑤ 《氷結界の虎王ドゥローレン》の効果で《星遺物へ至る鍵》と《融合再生機構》を手札に戻す
※1ループ終了時、下記画像の状況となります
⑥ 《氷結界の虎王ドゥローレン》+《D・D・M》+ 任意の魔使い族 で《神聖魔皇后セレーネ》をリンク召喚
※勝ち方その1、相手プレイヤー干渉タイミング
⑦ 《神聖魔皇后セレーネ》の効果を発動し、任意の魔法使い族を蘇生
※勝ち方その2、相手プレイヤー干渉タイミング
⑧ 《ジャンク・コレクター》で《星遺物の導き》の効果を使用し、《D・D・M》と《氷結界の虎王ドゥローレン》を墓地から特殊召喚
⑨ 《星遺物へ至る鍵》を発動し、除外ゾーンから《星遺物の導き》を回収
⑩ 《融合再生機構》を発動し、《星遺物の導き》を手札コストに《融合》をデッキまたは墓地から手札に加える
⑪ 《融合》を手札コストに《D・D・M》の効果を発動し、除外ゾーンから《ジャンク・コレクター》を帰還
⑫ 《氷結界の虎王ドゥローレン》の効果で《星遺物へ至る鍵》と《融合再生機構》、《神聖魔皇后セレーネ》を手札に戻す
⑬ ⑤の状況に戻っているため、以降は無限ループとなる
上記の無限ループでどうやって勝つのか?ここで重要になるのがちょくちょく登場した『任意の魔法使い族』となります。
4.《星遺物の導き》ループ勝ち方その1 無限破壊
ここから現状のデッキで採用されている勝ち筋を3つ紹介していきます。
ちょくちょく登場した『任意の魔使い族』、このモンスターの役割は『墓地から蘇生される』と『墓地に送られる』の2つです。
なので、この2つの役割により効果が起動するものかつ、『名称ターン1がないもの』というのが勝利カードになりうる条件となります。
上記を踏まえた上で、勝ち方その1は…
EMスカイ・マジシャン
☆7 風属性 魔法使い族
ATK 2500 / DEF 2000
「EMスカイ・マジシャン」の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:1ターンに1度、自分が魔法カードを発動した場合に発動する。このカードの攻撃力は300アップする。②:自分フィールドの永続魔法カード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻す。その後、手札から「魔術師」永続魔法カード1枚を発動できる。この効果は相手ターンでも発動できる。③:表側表示のこのカードがフィールドから離れた場合、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
無限に墓地へ送られる《EMスカイ・マジシャン》で無限破壊を行い、相手の盤面を空にしてLP8000を削り取れ!
③の破壊効果って名称ターン1ないのですね。(最近知った)
無限破壊後、盤面には《神聖魔皇后セレーネ》及び《ジャンク・コレクター》が残るため、再度《星遺物の導き》の効果を使用しモンスターを展開、《アクセスコード・トーカー》等のリンクモンスターを並べていき(頑張って)LP削れる分の打点を作ります。
《EMスカイ・マジシャン》は②の効果で《星遺物へ至る鍵》を1度だけバウンスできるため、無限ループにはなりませんが《ジャンク・コレクター》による《星遺物の導き》を連発できるので相性GOOD。第2の《氷結界の虎王ドゥローレン》という位置付けで現在採用されています。
さて、本章で紹介した勝ち方その1には弱点があります。
それは破壊耐性持ちや効果を受けない系のモンスターを除去できないことです。例として《無限起動要塞メガトンゲイル》や《ヴァレルガード・ドラゴン》が挙げられますね。
次の章はそんな処理できないモンスターが相手の盤面にいた場合の勝ち方になります。
5.《星遺物の導き》ループ勝ち方その2 無限デッキデス
前の章では『墓地に送られる』に着目した勝ち方でした。もう片方の『墓地から蘇生される』に着目した勝ち方その2は…
闇帝ディルグ
☆6 闇属性 魔法使い族
ATK 2400 / DEF 1000
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、 相手の墓地に存在するカードを2枚までゲームから除外する事ができる。 さらに、除外した数だけ相手のデッキの上からカードを墓地へ送る。 このカードは召喚・特殊召喚したターンには攻撃する事ができない。
無限に蘇生される《闇帝ディルグ》で無限にデッキトップを落とし続けて、相手のデッキを0にしろ!
テキストの通りです。特に言うことありません。
遊戯王は無限ループを省略できないらしいので完全にデッキデスするのにちょっと時間かかるのがネックですね。
ループ手順内でも注釈で入れましたが、相手のデッキに干渉するタイミングは決まっています。
なのでオフ会などのカジュアルな環境では一度ループを一周させてループ証明後、干渉タイミングで止めて相手のデッキを2枚落とし続ける許可を相手から得られれば時間短縮でお互い楽ですね。これは対戦相手の懐に広さに賭けましょう。相手のデッキ次第では許可がもらえない状況もあります。その時は諦めて回します。
このカードに辿り着いたのは下記ブログ記事のおかげだったりします。(掲載許可は取っています。)
こちら記事でも《神聖魔皇后セレーネ》を使用した興味深い無限ループが解説されています。とても読み易いです。こちらも是非。
さて、相手の盤面に左右されず勝利できる勝ち方その2、一見無敵のように見えてこれも弱点があります。
それは墓地に送られることで効果が発動し、自分の盤面に干渉される場合です。何個か例を挙げると《彼岸の悪鬼 ファーファレル》や《タックルセイダー》が該当します。また、ピンポイントですがデッキ破壊メタの《ペンギン・ナイト》や《驚天動地》、除外ができなくなる《王宮の鉄壁》や《アーティファクト-ロンギヌス》も該当しますね。
《驚天動地》等の公開領域にあるカードは割ってからループに入る、彼岸が見えたら別の勝ち方を選ぶ、というように見えてさえいれば臨機応変に立ち回れますが、《タックルセイダー》等の非公開領域かつカテゴリ外のカードは対応が難しいのが現状です。
次の章は処理できないモンスターが相手の盤面に存在するかつ、彼岸カード等デッキデスを行うことでこちらの盤面に干渉される要素が見えている場合の勝ち方(最終手段)になります。
6.《星遺物の導き》ループ勝ち方その3 無限攻撃力
その1とその2、どちらの方法でも勝利ができない場合の最終手段を紹介します。
本ループ、実はもう何個か無限に行われる要素があります。その一つに《融合再生機構》と《星遺物へ至る鍵》で『1ループ毎に魔法カードが2枚発動される』があります。
フィールド魔法《融合再生機構》を使う関係上、《魔法都市エンディミオン》と《マジックテンペスター》を使ってのバーン勝利はできません。
その上で『1ループ毎に魔法カードが2枚発動される』ことを利用した勝ち方その3は…
魔法の操り人形
☆5 闇属性 魔法使い族
ATK 2000 / DEF 1000
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを1つ置く。このカードに乗っている魔力カウンター1つにつき、このカードの攻撃力は200ポイントアップする。また、このカードに乗っている魔力カウンターを2つ取り除く事で、フィールド上に存在するモンスター1体を破壊する。
誰?????
失礼、気を取り直して……魔力カウンターを載せまくって無限大の攻撃力で上から殴れ!
2002年初版、最新で2008年再録のカードらしいです。
昔のカードというのもあり魔力カウンターを乗せる効果にターン1制限はありません。『1ループ毎に魔法カードが2枚発動される』ことで攻撃力を400ずつ上げていきます。
また、このカードの偉いところは2個ずつ乗る魔力カウンターを取り除くことでモンスター限定ではありますが、無限除去も行えるところにあります。
なので、モンスターを全滅させてから無限攻撃力で攻撃するというのも可能となります。相手モンスターが全て守備表示だった場合や戦闘ダメージを0にする《アーマー・カッパー》等が存在する場合に有効ですね。
ちなみに《魔法の操り人形》を使う場合、盤面に残っていなければならないため、3章に記載したループ手順に任意の魔法使い族が1体追加で必要となります。1ループ目の《神聖魔皇后セレーネ》で《魔法の操り人形》を特殊召喚し、2ループ以降は追加で用意した魔法使い族モンスターを素材にして《神聖魔皇后セレーネ》をリンク召喚、効果で魔法使い族を蘇生という流れとなります。
以上が現状採用されている勝ち筋になります。次の章では採用検討中または没になった勝ち筋を紹介していきます。
7.《星遺物の導き》ループ勝ち方EXTRA
本章では採用検討中または没になった勝ち筋を書き連ねていきます。
●《プレデター・プランター》による捕食植物モンスターの無限出力
●《アイルの小剣士》による無限攻撃力アップ
アイルの小剣士
☆3 水属性 戦士族
ATK 800 / DEF 1300
自分のフィールド上に存在するこのカードを除くモンスター1体を生け贄に捧げる度に、このカードの攻撃力はターン終了時まで700ポイントアップする。
《魔法の操り人形》を見つけるまでは採用予定だった、《D・D・M》と《氷結界の虎王ドゥローレン》を何度も墓地へ送れるカード。盤面への出力手段が乏しかったため現状は《魔法の操り人形》に役割を譲っています。
しかし、《神聖魔皇后セレーネ》及び任意の魔法使い族が必要ない点で非常にコンパクトな無限ループを可能とし勝ち筋にもなれるため、今でも検討候補の1枚となります。墓地除外で任意の戦士族をデッキから特殊召喚する超バグカードが出たら真っ先に採用します。
ちなみに『《ジャンク・コレクター》が無限に除外される』ことを利用して《海晶乙女グレート・バブル・リーフ》で無限に攻撃力を上げることも考えましたが現実味がなかったので没になりました。
●《プリーステス・オーム》による無限バーン (2020/09/10 修正)
プリーステス・オーム
☆4 闇属性 魔法使い族
ATK 1700 / DEF 1600
自分フィールド上に表側表示で存在する闇属性モンスター1体を生け贄に捧げる事で、相手ライフに800ポイントダメージを与える。
数多の射出カードが禁止となっている中、現存している射出カード。
このカードでバーン勝利する場合、「リリースする闇属性モンスター」と「セレーネを作るためのモンスター」の2体が追加で必要となってきます。前者も後者も《プリーステス・オーム》が使用できますが、自身を使用すると片方が満たせなくなります。
安定して勝利する手段としてはGoodなのですが、無限ループするためにはもう一押し必要であったため今回は見送りました。
しかし、次で紹介するギミックが投入できれば充分採用圏内になるため、こっそり入れいるかもしれないです。
●《魔術師の再演》によるレベル3以下魔法使い族の無限出力
魔術師の再演
永続魔法
①:このカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ、自分の墓地のレベル3以下の魔法使い族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。②:このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「魔術師の再演」以外の「魔術師」永続魔法カード1枚を手札に加える。
本ループの無限に行われる要素の一つ『《氷結界の虎王ドゥローレン》による永続魔法及びモンスターの無限再利用』を利用したレベル3以下魔法使い族の無限出力。《魔術師の再演》には名称ターン1制限がないため、《氷結界の虎王ドゥローレン》で《神聖魔皇后セレーネ》と《星遺物へ至る鍵》、《融合再生機構》を手札に戻す際に一緒に戻すことで無限に再利用します。
《EMスカイ・マジシャン》を採用している関係上採用したい1枚ではありますが、少ない枠で無限に蘇生してしっくりくるカードがいなかったので現状採用を見送っています。
しっくりくるカードには出会えませんでしたが、私が調べた限りだと《サウザンド・アイズ・サクリファイス》による無限吸収、《セイクリッド・ハワー》によるセイクリッド無限蘇生辺りが面白そうだなと思いました。他のカードも可能性はあると思います。興味があったら遊戯王データベースのカード検索でレベル1~3、魔法使い族で調べてみてください。
●《プレデター・プランター》による捕食植物モンスターの無限出力
永続魔法
このカードのコントローラーは、自分スタンバイフェイズ毎に800LPを払う。またはLPを払わずにこのカードを破壊する。①:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。自分の手札・墓地からレベル4以下の「捕食植物」モンスター1体を選んで特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
《魔術師の再演》と同じです。候補には挙がりましたが、捕食植物カテゴリが浮いた存在となるため没となったカードです。私は捕食植物モンスターを調べ切れていないのですが、もしかしたら無限に出力して面白い捕食植物がいるかもしれませんね。興味がある方は調べてみてください。
●無限〇〇〇〇〇〇
ちなみに《魔術師の再演》と《プレデター・プランター》が盤面に揃った場合、
1ループ毎に《D・D・M》、《氷結界の虎王ドゥローレン》、レベル3以下の魔法使い族、捕食植物が出力されることになります。
LINK4のモンスターをリンク召喚できるわけです。
ということは…3章に記載したループ手順の《神聖魔皇后セレーネ》部分がLINK4の………
鎖龍蛇-スカルデット
LINK4 地属性 ドラゴン族
ATK 2800 / DEF -
カード名が異なるモンスター2体以上
①:このカードは、このカードのリンク素材としたモンスターの数によって以下の効果を得る。 ●2体以上:このカードのリンク先にモンスターが召喚・特殊召喚された場合に発動する。そのモンスターの攻撃力・守備力は300アップする。 ●3体以上:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。手札からモンスター1体を特殊召喚する。 ●4体:このカードがリンク召喚に成功した時に発動できる。自分はデッキから4枚ドローし、その後手札を3枚選んで好きな順番でデッキの下に戻す。
《鎖龍蛇-スカルデット》になるわけです。もうおわかりですよね?つまり、《鎖龍蛇-スカルデット》のモンスター4体素材時の効果を無限に使うことができます。無限スカルデットの完成です。実質、無限ドローとなるため《封印されしエクゾディア》を揃えるも良し、《天穹覇龍ドラゴアセンション》の打点にするのも良し。デッキの下に戻すカードを調整し、3体以上の効果を利用することでデッキから好きなモンスターを特殊召喚することもできちゃいますね。
永続魔法がサーチしにくいというのもあり、現実味がなかったため没となりましたが、こういうロマンもあっていいかなと思うアラサー男性です。
以上が採用検討中または没になった勝ち筋の紹介となります。
8. 最後に
私が現在使用しているデッキの一番やりたい部分の解説いかがでしたでしょうか。今回はループとして紹介しましたが、『《ジャンク・コレクター》+《星遺物の導き》を何度も使う』というのがベースコンセプトとなっているため、ループできない状況だったとしても大型リンクモンスターを並べたり、相手ターンに除去を飛ばしたりと臨機応変に立ち回れるように構築しているつもりです。(あくまで「つもり」ですが…)
実際のデッキ中身ですが、未だに細かい部分の調整ができていないので今回は割愛します。いずれ紹介できたらなと思っています。
コロナ禍でオフ会などもなく大変な今、皆様の遊戯王のモチベーションに少しでも働きかけられたのなら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。それではまたいつかお会いしましょう。
ついったー : もろほし @gillote9284