諸々の星 記録

主に遊戯王のこととか書こうかなと。気まぐれで書くため不定期更新です。

【遊戯王デッキ紹介】刻不知之神獣 -後編-

 初めましての方は初めまして。

 細々と遊戯王を嗜んでいる もろほし(@gillnote9284) です。以前は ぎるそん とかいう名前だった気もします。

 

 今回は前回の記事の後編です。《スフィンクス・アンドロジュネス》エースカードに据えたデッキの紹介記事本編となります。

 《スフィンクス・アンドロジュネス》及び関連カードは前回の記事で紹介しているので本記事では割愛します。

 前回の記事↓

morosonson.hatenablog.com

 

※本記事では基本的に《スフィンクス・アンドロジュネス》→《ジュネス》、《アンドロ・スフィンクス》→《アンドロ》、《スフィンクス・テーレイア》→《テーレイア》と略させていただきます。ご了承ください。

目次

  1. 前編のおさらい
  2. 2体の神獣をフィールド上に出力
  3. 2体の神獣を「同時に」、「タイミングを逃さず」破壊
  4. 《スフィンクス・アンドロジュネス》降臨
  5. 《スフィンクス・アンドロジュネス》再び
  6. 【刻不知之神獣】デッキリスト
  7. デッキの動き
  8. 最後に (デッキの遍歴)

1. 前編のおさらい

 前編ではジュネスとその関連カードを紹介しつつ、《アンドロ》《テーレイア》の弱…コホン使いにくさを目の当たりにして文句タラタラだったり何かに乗っ取られたりしていましたが、デッキを組む上で重要な点は以下になります。

 

● メインフェイズ1中に《アンドロ》と《テーレイア》の両方を盤面に出力する

 

● メインフェイズ1中に《アンドロ》と《テーレイア》を適切な場面タイミングを逃さずに同時に破壊する

 

●《ジュネス》を特殊召喚した後の動き。

耐性が皆無なので特殊召喚したターンで相手のLP(ライフポイント)を削り切りたい

 

● デッキ全体としてそれなりに戦っていけるものにする。

 

2. 2体の神獣をフィールド上に出力

 前回の記事でも紹介しましたが、《アンドロ》と《テーレイア》は墓地から特殊召喚できないため、除外・デッキ・手札からフィールド上に出力することになります。

 

 LINK VRAINS PACK3にて《ユニオン・キャリアー》という超便利カードが登場しました。このカードの登場により、盤面にどちらか1体とこのカードを出すことで《アンドロ》と《テーレイア》を揃えることが可能になりました。ジュネス新規と言っても過言ではないですね。

 

 さて、そのどちらか1体を出力する手段ですが今回白羽の矢が立ったのは…

 

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混沌の創世神

☆8 闇属性 雷族

ATK 2300 / DEF 3000

このカードは通常召喚できない。自分の墓地から光属性と闇属性のモンスターを1体ずつ除外した場合に特殊召喚できる。このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:手札から特殊召喚したこのカードが存在する場合、除外されている自分及び相手のモンスターの中から合計3体を対象として発動できる(同名カードは1枚まで)。その内の1体を自分フィールドに特殊召喚し、残りを好きな順番で持ち主のデッキの一番下に戻す。

 

  墓地にスフィンクスの片方を落とす必要はありますが、このカード1枚で召喚権を使わずに《アンドロ》or《テーレイア》をフィールド上に特殊召喚できます。また、《雷龍融合》《混沌領域》でサーチが可能というのも大きいですね

 除外する相方の闇属性を《雷獣龍ーサンダー・ドラゴン》にすることで、デッキから《雷電龍ーサンダー・ドラゴン》リクルートして《ユニオン・キャリアー》まで繋げることができます。ついでにサンダードラゴンカードもサーチしちゃいましょう。

 

 カード1枚で召喚権を使わず《アンドロ》と《テーレイア》を並べることができ、サーチ手段も豊富とかジュネス界の革命ですね。これもジュネス新規と言っても差し支えないのでは?

 

  他、採用候補で挙がったカード ↓

《次元誘爆》

 このカードも1枚で《アンドロ》と《テーレイア》を揃えることができます。昔、《幻奏の音姫マイスタリン・シューベルト》と組み合わせて使っていました。

 墓地に《アンドロ》と《テーレイア》の両方を落としかつ除外しなければならない、速攻魔法を触れるカードがほとんどない、《ユニオン・キャリアー》の存在などなどの理由で不採用としています。

 

《No.29 マネキン・キャット》

 こちらも便利カードですが、相手依存である点とサブルートで入れるにしても枠がなかったので今回は不採用としました。

 

《メルフィー・キャシィ》《メルフィー・フェニィ》

 数少ない《アンドロ》と《テーレイア》をデッキからサーチしたり、手札から特殊召喚できたりするカードです。

 前者はサーチしたところで手札から出力する手段が限られており、後者は相手ターンに《アンドロ》と《テーレイア》特殊召喚しても旨みがないという点から不採用としました。

 

3. 2体の神獣を「同時に」、「タイミングを逃さず」破壊

 《混沌の創世神》と《ユニオン・キャリアー》で《テーレイア》が装備された《アンドロ》の盤面に出来上がりました。次に必要な工程は『タイミングを逃さず』『同時に破壊する』ことです。

 『タイミングを逃さず』『同時に破壊する』方法ですが、皆さんは何を思い浮かべたでしょうか?2体以上のカードを同時に破壊するカードと言えば《光帝クライス》、《EMペンデュラム・マジシャン》、《ブラックローズ・ドラゴン》、《ブラックホール》、《つり天井》などなど多くはないですがそれなりのラインナップがあります。

 そして今回採用されたカードはこちら

 

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ヴァレット・トレーサー

☆4 闇属性 ドラゴン族

ATK 1600 / DEF 1000

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊し、デッキから「ヴァレット・トレーサー」以外の「ヴァレット」モンスター1体を特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は闇属性モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。この効果は相手ターンでも発動できる。

 

 「え、これ1体しか破壊できなくない?」

 

 『同時に破壊する』というテキストに引っ張られると2枚を同時に破壊しなければならないと思いますよね。私も最初はそうでした。

 しかし、どうやら装備対象のモンスター1体を破壊するだけで『同時に破壊された』という扱いになるようです。 

 

 とは言えエビデンスは大事。KONAMI事務局に類似カード(メタルフォーゼ)で裁定を問い合わせました。(2020/10/10確認)

 

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 KONAMI事務局の回答としては、『モンスターが破壊された場合、そのモンスターの装備カードがルール効果で破壊されることを同時に破壊された』と扱うようです。

 "実際に破壊される"装備対象のモンスターと"装備対象のモンスターが存在しなくなることで破壊される"装備カードが『同時に破壊された』扱いになるのは不思議な感じがしますね。

 

 同時に破壊されることに意味があるのは『同時に破壊された』という唯一無二のテキストを持つ《スフィンクス・アンドロジュネス》しかいないので、これを使わない限りは特に気にする必要ないですね。

 趣旨から逸脱するのでこれ以上の深堀は割愛します。そういうものなのでしょう。

 

 兎にも角にも上記の裁定によりモンスター1体のみ破壊すれば良くなり、破壊する方法も多くなりました。《天空の虹彩》、《究極伝導恐獣》、《古代機械の射出機》などなど上げればキリがなくなりましたね。その中で今回《ヴァレット・トレーサー》を採用したのは、破壊とリクルートが同時である前提条件を満たした上でステータス面以外に以下の理由があります。

 

●《クイック・リボルブ》、《リボルブート・セクター》などで通常召喚権を使わずに盤面に用意でき、《アブソルーター・ドラゴン》など触る手段が豊富であること

● 効果使用後の制約は後述のワンショットルートにあまり影響しないこと

●《ヴァレット・トレーサー》でデッキからリクルートするモンスターが《ジュネス》降臨後に大きな役割を果たし、LP削り切れる動きに繋がること

 

 3つ目が理由として大きいです。

 妨害踏み抜き用で採用している《混源龍レヴィオニア》も場合によっては《ヴァレット・トレーサー》の代わりとして自分カード破壊に使用します。(対象取らない2枚破壊のうち1つを自分のモンスターに使うの少々勿体ないですが…)

 

 他、破壊候補として検討したカードと断念理由を簡単に書いておきます。

《究極伝導恐獣》

 特殊召喚がわりと容易で《ジュネス》を出しながら《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》まで繋げられますが、モンスターを裏側にしてしまい《ジュネス》の攻撃対象がいなくなってしまう点で不採用としました。

 

《天空の虹彩》、メタルフォーゼ関連

 前者は度重なる改訂によりフィールド魔法を触る手段が減ったこと、どちらも《ジュネス》を出した後にLPを削り切れるような動きがなかったので不採用としました。

 

《恐牙狼 ダイヤウルフ》 (2020/1/10 追記)

 獣族の《アンドロ》を対象とすることで相手フィールド上のカードを破壊できます。素材の縛りもなく、月光セットを用いれば簡単に盤面に出ることから月光セットと一緒に採用したかったのですが、メイン枠及びEX枠の都合上断念しました。

 

《古代機械の射出機》

 こちらも《重機貨列車デリックレーン》と組み合わせることで《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》まで繋げられますが、ベアトリーチェスフィンクスと《雷獣融合》を落とすのに使ってしまっており《古代機械の射出機》墓地に落とせるタイミングがなかったので不採用としました。

 

《スクラップ・ドラゴン》

 スクラップテーマは相性がそれなりにいいとは思っていましたが、使いこなせませんでした…(力量不足)

 

《光帝クライス》《EMペンデュラム・マジシャン

 出力手段と《ジュネス》を出した後の動きが思い浮かばなかったため不採用としました。

 

《つり天井》、《激流葬》

 自分のターンに破壊したかったため、一度セットを経由する必要がある罠カード破壊は不採用としました。

 

●《ブラックホール》、《ブラックローズ・ドラゴン》

 前者はメイン破壊カードにはなれませんが、1枚入れるくらいならいいかなと入れて何回か回した結果、使う場面がなかったのでデッキ枠を空けるため不採用にしました。

 後者はEXの枠がなかったので今回は採用を見送りました。

 

4. スフィンクス・アンドロジュネス降臨

 《混沌の創世神》と《ユニオン・キャリアー》による《アンドロ・スフィンクス》と《スフィンクス・テーレイア》の盤面出力、そして《ヴァレット・トレーサー》によるタイミングを逃さない同時破壊によりついに攻撃力6500の《スフィンクス・アンドロジュネス》が降臨です。(LP1000は投げ捨てるもの)

 

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 さて、《ジュネス》特殊召喚できたぜやったー!で満足するのは二流、否、三流にて、私は勝利を求めておりますれば……

 耐性皆無の《ジュネス》が次の自分ターンまで残るのはまず無理でしょう。なので勝利するためには相手の初期LP8000を特殊召喚したターンに削り取る必要があります。しかし攻撃力は6500、相手のフィールド上にはもちろんモンスターが存在します。ここからが勝負となりますね。

 

 では《ジュネス》降臨後にLP8000を削り切る方法を紹介していきます。

●無力化と炸裂

 相手に大きなダメージを与えるためにはまず相手のモンスターを無力化する必要があります。今回その役割を担うのは…

 

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アンダークロックテイカ

LINK2 闇属性 サイバース族

ATK 1000 / DEF -

効果モンスター2体 ①:1ターンに1度、このカードのリンク先の表側表示モンスター1体と、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。その相手モンスターの攻撃力はターン終了時まで、対象としたリンク先のモンスターの攻撃力分だけダウンする。

 

 《アンダークロックテイカー》で相手モンスターの攻撃力を6500下げて攻撃力を0にし、6500の戦闘ダメージを与えます。

 相手の攻撃力が素で6500を超えるのは《万物創世龍》とヌメロニアス関連くらいです。大体のモンスターは攻撃力が0になるはずです。

 今回のデッキでは《ユニオン・キャリアー》で《雷電竜ーサンダー・ドラゴン》を素材とすることで《雷鳥竜ーサンダー・ドラゴン》をサーチし、各ヴァレットサポートも使いながらリンク素材を確保します。

 

 相手のLPが6500以下ならこれだけで勝利です。《捕食植物ヴェルデアナコンダ》でLP2000払った相手とかいいカモですね。

 相手のLPが6500より大きかった場合に残りのライフポイントをどう削り切るか。その答えが前述した《ヴァレット・トレーサー》でデッキからリクルートするこのモンスターとなります。

 

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エクスプロードヴァレット・ドラゴン

☆7 闇属性 ドラゴン族

ATK 2000 / DEF 2000

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:フィールドのこのカードを対象とするリンクモンスターの効果が発動した時に発動できる。このカードを破壊する。その後、お互いに2000ダメージを受ける。②:フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。デッキから「エクスプロードヴァレット・ドラゴン」以外の「ヴァレット」モンスター1体を特殊召喚する。

 

 バトルフェイズで6500の戦闘ダメージを与えた後、メインフェイズ2で同時破壊に使った《ヴァレット・トレーサー》と攻撃力ダウンに使用した《アンダークロックテイカー》で《トロイメア・ユニコーン》をリンク召喚し、自分の《エクスプロードヴァレット・ドラゴン》を対象に取ることで2000バーンを与えて締めます。

 当たり前ですがお互いにダメージが発生するので自分のLPが2000以下なら引き分けになります。

 

………負けではないが?(往生際が悪い)

 

●倍加

 さて、(もうバレバレな気もしますが)いよいよデッキタイトルを回収です。

 攻撃力6500で相手のLPを削りきれないならもっと攻撃力を上げればいいのでは?ということでこのカードの出番です。

 

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No.60 刻不知のデュガレス

RANK4 炎属性 悪魔族

ATK 1200 / DEF 1200

レベル4モンスター×2 このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードのX素材を2つ取り除き、以下の効果から1つを選択して発動できる。 ●自分はデッキから2枚ドローし、その後手札を1枚選んで捨てる。次の自分ドローフェイズをスキップする。 ●自分の墓地からモンスター1体を選んで守備表示で特殊召喚する。次の自分メインフェイズ1をスキップする。 ●自分フィールドのモンスター1体を選び、その攻撃力をターン終了時まで倍にする。次の自分ターンのバトルフェイズをスキップする。

 

  3つ目の効果を選択することで6500の2倍=13000で相手のLPを一気に削り切ります。次ターンのバトルフェイズがスキップされますがワンパンすれば関係ありませんね。(The・脳筋)

 炎属性であるため《ヴァレット・トレーサー》の効果を使う前に予めエクシーズ召喚をしておく必要があります。エクシーズ召喚には☆4ヴァレットモンスターや《暗黒竜 コラプサーペント》、《輝白竜 ワイバースター》を素材として使います。

 

 この倍加のルートは1つ目の《アンダークロックテイカー》&《エクスプロードヴァレット・ドラゴン》では相手のLPを削れないと判断した際の第二の牙という位置付けです。

 ちなみに第二の牙の癖にタイトルとなっているのは、単純にデッキ名を付ける上で使いやすかったからですはい。

 

5. スフィンクス・アンドロジュネス再び

 現実は厳しいものです。フィールド上の妨害や攻撃止める系はある程度踏み抜けるように構築しているつもりが、手札誘発の《Emダメージ・ジャグラー》や墓地起動の《超電磁タートル》は手が出しづらいため、《ジュネス》を特殊召喚したターンに勝てない時もあります。そんな時のリペア手段も用意しています。

 

 《ジュネス》は一度正規召喚ができれば蘇生・帰還が可能です。そこでもう一度《混沌の創世神》の出番です。

 《混沌の創世神》を《ジュネス》と《アンダークロックテイカー》除外して特殊召喚します。効果で《ジュネス》と《アンダークロックテイカー》他1体を選択し、《ジュネス》を特殊召喚することで《アンダークロックテイカー》がEXデッキに戻ります。再度相手モンスターの攻撃力を0まで下げて攻撃するといったことが可能となるわけです。

 

 さてその肝心な《混沌の創世神》を墓地から回収する手段としてこのカードを採用しています。

 

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熱き決闘者達

永続魔法

①:自分のモンスターの攻撃宣言時に、相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。その攻撃を無効にし、対象のカードを破壊する。②:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、お互いに1ターンに1枚しか魔法・罠カードを手札からセットできず、エクストラデッキから特殊召喚されたモンスターはそのターンには攻撃できない。③:自分ドローフェイズのドロー前に発動できる。このターン通常のドローを行う代わりに、自分の墓地のモンスター1体を選んで手札に加える。

 

  《ドリル・ウォリアー》と迷いましたが、メインデッキ及びエクストラデッキの枠を割かずにやりたいことができるとしてこのカードに軍配が上がりました。②の縛りも《スフィンクス・アンドロジュネス》で戦う上でならそこまで気になるものでもないのかなと。

 

 《混沌の創世神》回収方法は《熱き決闘者達》以外にも、《雷獣龍ーサンダー・ドラゴン》でサーチに使用して除外された《雷龍融合》を手札に戻し、《一撃必殺居合ドロー》で手札コストにしつつ墓地の《混沌の創世神》をデッキに戻すことで、次のターンではありますが再度サーチが可能となります。

 

6. 【刻不知之神獣】デッキリスト

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http://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/member_deck.action?cgid=59225a6fa29e02aa62ed793187d20b0a&dno=1&request_locale=ja

 

7. デッキの動き

 ● 初動
 初動は《源竜星ーボウテンコウ》+《電脳堺嫦ー兎々》セットで《永遠の淑女ベアトリーチェ》のエクシーズ召喚を狙います。ボウテンコウのシンクロ召喚には主に《サイキック・リフレクター》を使います。
 ベアトリーチェで墓地の送るのは《アンドロ》雷龍融合です。2枚目以降のリフレクターは兎々の蘇生コストに使います。
 
 余裕があればベアトリーチェの効果を使う前に《クィックリボルブ》などで《ヴァレット・トレーサー》から《混沌魔龍 カオス・ルーラー》シンクロ召喚して墓地肥やしを行います。
 カオスルーラーの落ち方が良ければ、ベアトリーチェで妨害対応用の《ブレイクスルー・スキル》を落としておく等しておき、《ジュネス》降臨の安全度を上げます。
 
● 初動後の動き
 初動後、決まったルートは存在しません。相手の盤面に合わせて柔軟に立ち回っていきます。(ルートあるにはありましがEX枠の関係上没としました…)
 
 基本戦術としては《暗黒竜 コラプサーペント》、《輝白竜 ワイバースター》や《リボルブート・セクター》によるモンスター展開から《トロイメア・フェニックス》、《アクセスコード・トーカー》などで相手の妨害を踏み抜きつつ、《混沌の創世神》で《アンドロ》と《テーレイア》、そして《ヴァレット・トレーサー》の盤面を構築し、《ジュネス》まで繋げます。
 
 《ジュネス》登場後は【4. スフィンクス・アンドロジュネス降臨】で書いた通りです。登場ターン中にライフ削り切りを狙います。
 ライフを削り切るにあたっての仮想敵及び対策は現状以下を考えています。
 ○双穹の騎士 アストラム《ヴァレルロード・ドラゴン》
 ○《超電磁タートル》、《Emダメージ・ジャグラー》⇒《墓穴の指名者》(これはまだ検討中です)
 
 《ジュネス》登場で決めきれなかった場合は《ジュネス》をリンク素材にしてしまいます。手札・デッキに戻されると、再度正規召喚を狙えはするものの蘇生するより格段と手間がかかるためです。(あと気持ち的に凹みます)
 《ヴァレルロード・ドラゴン》や《雷神龍ーサンダー・ドラゴン》で場を持たせながら、《混沌の創世神》による《ジュネス》の蘇生を狙います。
 
 以上がデッキの主な動きとなります。没となったルートは墓地の準備が整えば《混沌の創世神》1枚+手札コストでLP削り切るルートなのですが、Twitterか何かの媒体で没案としてそのうち紹介するかもしれないです。…多分
 2021/2/6追記 : 書きました ↓

8. 最後に

 少々長くなってしまいましたが、いかかでしたでしょうか。まだ検討の余地は残っているものの個人的には満足のいくデッキになったと思っています。

 長年組んでは崩しを繰り返していただけに、私自身も達成感のようなものを感じています。

 これからも不定期でまったり更新していくと思うので、気まぐれで覗いていただけたら嬉しい限りです。反応をもらえるともっと喜びます。

 

 それではまたいつかお会いしましょう。よいお年を。

 

【デッキ遍歴(簡潔版)】

①《幻奏の音姫マイスタリン・シューベルト》+《次元誘爆》

 

~《ユニオン・キャリアー登場》~

 

②《ファントム・オブ・カオス》でスフィンクスの名前をコピーし、《百景戦都ゴルディロックス》でまとめて轢き倒す。

 

③《混沌の創世神》+ サンダー・ドラゴン に列車を混ぜて《重機貨列車デリックレーン》と《ジュネス》で《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》を出してワンショット

 

④《No.29 マネキン・キャット》+ 《壊星壊獣ジズキエル》 +《転晶のコーディネラル》 で《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》繋げてワンショット

 

⑤《混沌の創世神》+ サンダー・ドラゴン + 《ヴァレット・トレーサー》

 

 ついったー : もろほし @gillote9284